実は、医師の慣用語に「発表」というのがあります、
注射、カルテ、心筋梗塞、手術、外来、と同じレベルで使います、
一般の方にとっては、恐らく「?????」でしょう、
でも、毎日の如くに「今週発表や」「来月東京で発表や」とか使います、
研究会や学会での発表が多いですが、
それ以外にも、医局会、カンファレンス、勉強会、でもあります、
完璧主義者にとっては準備が大変、
私、実は、筆頭での学会発表が708演題あります、自分で喋ったやつです、
アスペルガーですから、ズート記録しています、
もう国内学会では怖いものはないです、
国際学会は20です、
日本人が珍しい頃、イスラエルの税関で、Gパン、サンダル姿で
「渡航目的は?」と、聞かれて「学会発表です」と言ったら、
「腑に落ちない、イエローモンキーめ」で、3時間調べられました、
イランの学会で招待講演を行いました、開始前にコーランを読みます、
男女の席が別です、
英語は日常会話は平気です、故に一般演題ではナンチュウコト有りません
しかし、シンポジウムの自由発言はキツイ、
言いたいことの半分しか言えません、
なかでもバンコクの学会でのシンポの座長はキツカッタ、
ただの進行役になりさがりました、悲しい、
また、フランス人は平気にフランス語で質問してきます、
筆頭での発表も沢山やってますが、
モヒトツが指導です、ベテランの責務です、
これがキツイ、自分の発表の準備より疲れます、
今は減量しましたが、現在の勤務病院で、以前は6年間、毎週水曜日に
研修医の発表を指導していました、これはホンマにキツカッタ、
でも、最高の作品を作りたい、
稀有な演題考えて、資料集めて、文献渉猟して、パワポに落とし込んで、
打ち合わせ、
添削、添削、打ち合わせ、ランスルーして、配布資料作って、
当日も朝7時から付きっ切り、8時から発表、参りました、
他にも、全員に年に数回の学会発表の指導、これもやっていました、
喋り方から、立ち方、インパクトスライド入れ、予想質問と答え、スライド受付、会場案内、どれもこれも大変、
かつ、目だちたがり屋としては、表に出られない裏方、
でも全ての苦労は、発表者の感謝で帳消しになります、
問題は、やり過ぎ、ぜーんぶやってしまいます
最悪です、でも、辛抱できない、
出来の悪い内容が許せない、
成長を待てば良いが、待てません、
お陰でチビが伸びない、
完全なスポイルです、
自分で頑張てやっても赤ペンでバッサリ、
愚痴られたこともあります、
許せ、若者たち、その代わりに完璧なゴールドスタンダードは見せた!
一生使いなさいね、
さあ、来週も頑張るぞ!

「学会でのチビ発表、モチロンスライドから原稿まで全て作成します」

「大会場でのチビ発表、緊張してます、でも、内容は完璧です」

「医局会でのチビ発表、結構緊張します、これも何から何までお手伝い」

「本人の学会発表、緊張ゼロ、スタンスは“俺の話を傾聴しなさいね”だ」

「講演会、準備は大変ですが、当日は“拍手喝采”にどや顔です」

「わざわざビデオにしたスライドを流しての講演、研修医8名相手と少ない聴衆だが、距離感と真剣な目が嬉しい」

「ハワイでの学会、アジア人の集まる環太平洋学会は楽だ」