ERにとっては宿命的な疾患、
それは、CPAOAです、
今の施設では年間160名、10年間で1600名、
そのうち実際にタッチしたのは800名ぐらい、
話半分として400名、
前の施設では年間250名受けました、
16年間で4000名、実際タッチは2000名、
半分として1000名
その前の大学20年は少ない、1000名くらい、
合計すると、最小でも2000名最大なら5000名くらいは経験しています、
私にとっては、コモンディジーズです、何もかも知っています、
その間色んなことが有りました、
治療法、概念、そして、制度、システム、法律まで絡んで、
イッパイ問題がありました、
毎年の如くに制作されたガイドラインに日本中の医師が荒波に揉まれます、
”5年前の正解”が今年は打ち破られ、
また、“ほんまかいな?”の新しい正解が出てきます、
とはいうものの、まあ、大体片付きました
ところが!
数年前から新しい2つの課題に悩まされています、
ひとつは、人生会議(ACP)の潮流に乗ってDNARという考えが出てきました、
これとの絡みです、
迎え入れた患者さんのなかに”最後の意志が打ち破られた”と嘆く
気の毒な方が居ます、
典型的なパターンは、本人は熟考されて家族とも話し合われてDNARを選択されました、DNARを示す正式な書類も書き込みました、
ある日、心肺停止になられました、
それを発見した家族や施設職員が慌てて救急隊をコールします、
救急隊は法令に則って、当然のことながら蘇生法を実施します、
救急施設へ搬送します、
そこで、駆け付けた家族に残念がられます、
時には行った蘇生行為を叱責されます、
“なんでこんなことしたんですか!本人は望んで無かったのに・・”
”挿管チューブ抜いて下さい”と言われますが、
法律上出来ません、
もちろん“なんとかせねば”と皆が思っています、
が、対策のために作られたマニュアルが仕方が無いのは判りますが穴だらけ、
DNARなのに119コールされた場合は、かかりつけ医を探してその指示を受けなさい、というもの、
連絡がつかない場合が散見され、その場合は蘇生を続行して病院へ搬送されます(写真)、
もうひとつが、CPAOA患者の対応医の死因究明努力一切なし、
自動的全例検案依頼の習慣です、
もともと医学は色んな努力によって診断を決め治療して治癒せしめるもの、
最悪の病態である心肺停止の診断を決め、治療に繋げるための努力無くしてどうします?
また、家族説明においても病名の告知無くしてどうします?
また、蘇生中止の判断にも使えます、
反省のもと行政から指導が始まりました、
各種の検査をして死因を究明して”死亡診断書を書いてください”と要求されています、研修会も開催されます、
検案を依頼したら、どうなるか知っていますか?
警察官が来て、死体を検案して、死体袋に入れて、警察署へ連れていきます、
家族は、結果を待ちます、時には解剖で2日間、家族が気の毒です、
私は、蘇生を行いつつ、画像検査、血液検査を行います(AIではありません)、
結果、診断がつき家族に病態を説明し、理解いただいて、診断書を作成します、
患者さんは家族とともに即時家に帰られます、
一考くださいね

「実際にあった具体的な実例」

「こういう風に診断を確定してほしい」

「患者が望む対応となされてしまった望まない対応」

「報告された実態:かかりつけ医と連絡を取り、かかりつけ医の指示に従うのがルールと言っても・・」

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