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ER診療極意

ER外来診療を25年間、毎日やっています、
大学は、昔風の純粋三次だったので、年間患者500名を15年間、
今から思えば、「しょうもない時代」です、略、

次の、和歌山日赤時代は、年間3万人の救急患者を16年間、
野崎では1万5000人の救急患者を8年間、
総数48万人+12万人=60万人、
私は、日勤平日だけですから、70%勤務で40万人、
話半分として20万人は診ています、
搬入口のファーストタッチから最後の診断まで診ます、
御隠居さんのように最後だけ診るのでは有りません、

最も重要な事は確定診断を決めることです、
臨床推論のるつぼです、
まずは訴えから始まります、
頭痛、腹痛、胸痛、呼吸苦、めまい、嘔吐・・・、

愁訴への反応は、その医者の経歴や専門、経験則が入ります、
例えば「嘔気」患者だと、
脳外科の医師が診ると、「SAH」を思い浮かべます、
消化器の医師が診ると、「胃潰瘍」を思い浮かべます、
循環器の医師が診ると、「ACS」を思い浮かべます、
外科の医師が診ると、「腸閉塞」を思い浮かべます、
耳鼻科の医師が診ると、「良性頭位変換性めまい症」を思い浮かべます、

経験の多さは役に立つし、反対もある、
過去に何例も嘔気=ACSを診ている医師は思いつきやすい、
反対に、嘔気=ACSを診ていない医師は見逃す、
SMA症候群を知っている医師は、見逃さない、
S状結腸捻転知ってる医師は、見逃さない、
環軸椎回旋固定患者を診たことある医師は一瞬で診断できる、
マムシ咬傷知ってる医師は診断早い、
ヘルペスは誰でも診ているが、丹毒は見たことない、
見たことある医師は診断つく、
天然痘を診た医師は偉いが、今は日本には居ない、

少し話は変わりますが、
救急の神様(私の命名=マーフィさん)は、その一日を同一症例にしたがる、
”国際〇〇デイ”と名付けています、
朝イチで外傷がくると、その日は外傷バッカリ、
脳疾患もしかり、腹痛も、呼吸器疾患も、
面白いのは年齢、超高齢者バッカリで、100歳越えも来る日、
その日一番若いのは83歳なんて日もあります、

私は「めまい」患者が脳梗塞である率は100人に一人と思っていますが、
連続して2人が脳梗塞であった日には、次も脳梗塞と思えます、
嘘をつく女とバッカリ出会った人は、「女は嘘つき」と思う、

臨床推論の出だしは、「救急には不思議なことは一つもない」から始めます、
網を大きく広げて、全てを考える

そこから省いていく、
決して最初から、馬鹿みたいに「これに違いない」と、
狭量で、決めつけてはいけない、
思いついたことに固執しない事、そうすると他が見えなくなって、
誤診、見逃しをする
紹介状も気を付ける、「心不全の患者をお願いします」と書いてあると、
眼がそっちに向いて、呼吸不全が見えなくなる、

また、2分割法が便利です、
たとえ話します、殺人事件が有りました、
犯人である可能性は世界人口全員の70億人です、
でも、ある検査をして、犯人は男性であると決められると、
一挙に35億人に絞られます、
かつ日本人であるとなると、5000万人になります、
臨床で、何で分割するかの便利なのは、
骨関節系か否か、腹のものか否か、
感染症か否か、頭の中か否か、
横隔膜より下か否か、消化器か否か、
どんどん減っていきます、

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