高気圧酸素治療(HBO)の紹介
■高気圧酸素治療(HBO)とは?
私たちは日々の生活の中で、空気中に含まれている酸素濃度21%の酸素を吸って過ごしています。呼吸することにより取り入れた酸素は肺でガス交換が行われ、血液中のヘモグロビンと結合し全身に酸素を運搬します。この酸素を結合型酸素と言います。
高気圧酸素治療法とは専用の装置の中に入り、通常の2倍以上の高気圧下で、酸素濃度100%の高濃度酸素を吸入する療法です。これにより結合型酸素とは別に、血液中に直接溶け込む酸素が大幅に増加する溶解型酸素が増加します。溶解型酸素はヘモグロビンを介さずに酸素を運搬するので、身体の隅々まで酸素をいきわたらせることができ、酸素不足の状態にある組織に対して改善を図る事ができます。これが高気圧酸素療法です。


■治療効果として
- 酸素が持つ毒性の部分を利用して、細菌の発育を阻害する抗菌効果
→主な適応疾患:ガス壊疽、重症軟部組織感染症 - 血中の溶解型酸素の増加により生体内の循環障害・低酸素改善を図る効果
→主な適応疾患:一酸化炭素中毒、末梢循環障害、脊髄神経疾患、脳梗塞、突発性難聴 - 生体内にできた気体やガスを圧縮し再溶解することにより末梢循環不全を改善する効果
→主な適応疾患:腸閉塞、減圧症など
当院は大阪北河内地区で僅かしかない、高気圧酸素治療可能施設の一つです。多岐に及ぶ適応疾患の治療実績がありますのでお気軽にご相談ください。
■治療の流れ
①当院へご連絡の後、外来予約をとっていただきます
②診察(事前検査を行う場合があります)
③医師から治療の説明と同意
④臨床工学技士から治療上の注意点と耳抜きの説明
⑤看護師により血圧、体温測定と衣類と所持品の点検
⑥高気圧酸素治療室へ入室・専用病衣へ着替え
⑦臨床工学技士による衣類と所持品の点検
⑧治療開始
⑨約90分間治療(Amazon TV、YouTube視聴可能)
⑩治療終了・ご帰宅

≪高気圧酸素治療と酸素カプセルの違い≫
酸素カプセルとは、私たちが普段吸っている空気と同じ濃度の酸素を大気圧の約1.3倍の圧力をかけて疲労回復や美容目的とした健康機器です。
高気圧酸素療法は、酸素カプセルと比べると酸素濃度は約5倍で圧力は1.5倍以上まで加圧する医療機器です。そのため、体内に取り込まれる酸素分圧は約15〜20倍にもなると予想されます。厚生労働省が認可した医療を目的として療法なので、酸素カプセルとは大きく異なります。
■治療上の注意点
①持ち込めないもの
通常の5倍の酸素を使用し治療するため、装置内は発火の可能性のあるもの、機器を傷つける可能性のあるものの持ち込みはご遠慮いただいております。
下記のものは絶対に持ち込めないものです。
ア)発火源になるもの(マッチ、カイロ、タバコ、ライターなど)



イ)引火する危険性のあるもの(マニュキュア、ハンドクリーム、ヘアワックスなど)



ウ)機器を傷つける、衝撃により火花を発生させるもの(時計、PC、携帯)



②治療を受けることができない方
- 重度の閉所恐怖症の方
- 意思疎通の取れない方
- 目の治療にて眼科ガスを注入された方
- 妊娠中、その可能性のある方
- 風邪症状のある方
- 体温が37.5℃以上ある方
③副作用
耳痛・違和感・鼓膜損傷
気圧の変化により、「耳抜き」動作が必要になります。耳抜きがうまくできずに気圧を上げ続けると、最悪の場合鼓膜の損傷となる可能性があります。
副作用は主に耳痛になります。治療が始まり、圧力を上げると耳に閉塞感や痛みを伴うことがありますので、耳抜きやあくびするように大きく口を開けてもらいます。耳抜き動作を繰り返しても痛みが良くならない時や、身体に異常を感じた時は、スタッフがついていますので我慢せずに気軽にお申し付けください。

■治療概要
当院での高気圧酸素療法は通院治療も可能です。治療開始時間も相談可能です。タンク内を酸素100%、2気圧の状態で60分間維持します。加圧時間と減圧時間を合わせると約90分の治療です。 タンク内と外ではマイクとインターフォンを通じて会話が可能です。加圧により耳抜きを自身で行っていただかなくてはならないため、意思疎通が可能な患者様に限られます。 また高血圧や熱発時には治療をお断りすることがあります。


■治療中について
治療中はお好みの音楽や映画・ドラマの視聴が可能です。睡眠も可能です。可燃性の物を持ち込むことは厳禁です。化粧やハンドクリーム、時計やピアス等、カツラや入れ歯も遠慮していただきます。治療着は専用の物を用意しています。
高気圧酸素治療の適応疾患
減圧症又は空気塞栓に対して、発症後1ヶ月以内。一連につき7回を限度として算定する。
一連につき10回を限度
- 急性一酸化炭素中毒 その他ガス中毒(間歇型を含む)
- 重症軟部組織感染症(ガス壊疽)又は頭蓋内膿瘍
- 急性末梢血管障害
- 重症の熱傷又は凍傷
- 広汎挫傷又は中等度以上の血管断裂を伴う末梢血管障害
- コンパートメント症候群又は圧挫症候群
- 脳梗塞
- 重症頭部外傷後若しくは開頭術後の意識障害又は脳浮腫
- 重症の低酸素脳症
- 腸閉塞(絞扼性は禁忌)
一連につき30回を限度
- 網膜動脈閉塞症
- 突発性難聴
- 放射線又は抗癌剤治療と併用される悪性腫瘍
- 難治性潰瘍を伴う末梢循環障害
- 皮膚移植
- 脊髄神経疾患
- 骨髄炎又は放射線障害
高気圧酸素治療 担当医
院長 田村 雅一
問い合わせ先
野崎徳洲会病院 地域連携室
〒574-0074 大阪府大東市谷川2丁目10番50号
TEL:0120-874-1644
高気圧酸素治療(HBO)の紹介
■高気圧酸素治療(HBO)とは?
私たちは日々の生活の中で、空気中に含まれている酸素濃度21%の酸素を吸って過ごしています。呼吸することにより取り入れた酸素は肺でガス交換が行われ、血液中のヘモグロビンと結合し全身に酸素を運搬します。この酸素を結合型酸素と言います。
高気圧酸素治療法とは専用の装置の中に入り、通常の2倍以上の高気圧下で、酸素濃度100%の高濃度酸素を吸入する療法です。これにより結合型酸素とは別に、血液中に直接溶け込む酸素が大幅に増加する溶解型酸素が増加します。溶解型酸素はヘモグロビンを介さずに酸素を運搬するので、身体の隅々まで酸素をいきわたらせることができ、酸素不足の状態にある組織に対して改善を図る事ができます。これが高気圧酸素療法です。


■治療効果として
- 酸素が持つ毒性の部分を利用して、細菌の発育を阻害する抗菌効果
→主な適応疾患:ガス壊疽、重症軟部組織感染症 - 血中の溶解型酸素の増加により生体内の循環障害・低酸素改善を図る効果
→主な適応疾患:一酸化炭素中毒、末梢循環障害、脊髄神経疾患、脳梗塞、突発性難聴 - 生体内にできた気体やガスを圧縮し再溶解することにより末梢循環不全を改善する効果
→主な適応疾患:腸閉塞、減圧症など
当院は大阪北河内地区で僅かしかない、高気圧酸素治療可能施設の一つです。多岐に及ぶ適応疾患の治療実績がありますのでお気軽にご相談ください。
■治療の流れ
①当院へご連絡の後、外来予約をとっていただきます
②診察(事前検査を行う場合があります)
③医師から治療の説明と同意
④臨床工学技士から治療上の注意点と耳抜きの説明
⑤看護師により血圧、体温測定と衣類と所持品の点検
⑥高気圧酸素治療室へ入室・専用病衣へ着替え
⑦臨床工学技士による衣類と所持品の点検
⑧治療開始
⑨約90分間治療(Amazon TV、YouTube視聴可能)
⑩治療終了・ご帰宅

≪高気圧酸素治療と酸素カプセルの違い≫
酸素カプセルとは、私たちが普段吸っている空気と同じ濃度の酸素を大気圧の約1.3倍の圧力をかけて疲労回復や美容目的とした健康機器です。
高気圧酸素療法は、酸素カプセルと比べると酸素濃度は約5倍で圧力は1.5倍以上まで加圧する医療機器です。そのため、体内に取り込まれる酸素分圧は約15〜20倍にもなると予想されます。厚生労働省が認可した医療を目的として療法なので、酸素カプセルとは大きく異なります。
■治療上の注意点
①持ち込めないもの
通常の5倍の酸素を使用し治療するため、装置内は発火の可能性のあるもの、機器を傷つける可能性のあるものの持ち込みはご遠慮いただいております。
下記のものは絶対に持ち込めないものです。
ア)発火源になるもの(マッチ、カイロ、タバコ、ライターなど)



イ)引火する危険性のあるもの(マニュキュア、ハンドクリーム、ヘアワックスなど)



ウ)機器を傷つける、衝撃により火花を発生させるもの(時計、PC、携帯)



②治療を受けることができない方
- 重度の閉所恐怖症の方
- 意思疎通の取れない方
- 目の治療にて眼科ガスを注入された方
- 妊娠中、その可能性のある方
- 風邪症状のある方
- 体温が37.5℃以上ある方
③副作用
耳痛・違和感・鼓膜損傷
気圧の変化により、「耳抜き」動作が必要になります。耳抜きがうまくできずに気圧を上げ続けると、最悪の場合鼓膜の損傷となる可能性があります。
副作用は主に耳痛になります。治療が始まり、圧力を上げると耳に閉塞感や痛みを伴うことがありますので、耳抜きやあくびするように大きく口を開けてもらいます。耳抜き動作を繰り返しても痛みが良くならない時や、身体に異常を感じた時は、スタッフがついていますので我慢せずに気軽にお申し付けください。

■治療概要
当院での高気圧酸素療法は通院治療も可能です。治療開始時間も相談可能です。タンク内を酸素100%、2気圧の状態で60分間維持します。加圧時間と減圧時間を合わせると約90分の治療です。 タンク内と外ではマイクとインターフォンを通じて会話が可能です。加圧により耳抜きを自身で行っていただかなくてはならないため、意思疎通が可能な患者様に限られます。 また高血圧や熱発時には治療をお断りすることがあります。


■治療中について
治療中はお好みの音楽や映画・ドラマの視聴が可能です。睡眠も可能です。可燃性の物を持ち込むことは厳禁です。化粧やハンドクリーム、時計やピアス等、カツラや入れ歯も遠慮していただきます。治療着は専用の物を用意しています。
高気圧酸素治療の適応疾患
減圧症又は空気塞栓に対して、発症後1ヶ月以内。一連につき7回を限度として算定する。
一連につき10回を限度
- 急性一酸化炭素中毒 その他ガス中毒(間歇型を含む)
- 重症軟部組織感染症(ガス壊疽)又は頭蓋内膿瘍
- 急性末梢血管障害
- 重症の熱傷又は凍傷
- 広汎挫傷又は中等度以上の血管断裂を伴う末梢血管障害
- コンパートメント症候群又は圧挫症候群
- 脳梗塞
- 重症頭部外傷後若しくは開頭術後の意識障害又は脳浮腫
- 重症の低酸素脳症
- 腸閉塞(絞扼性は禁忌)
一連につき30回を限度
- 網膜動脈閉塞症
- 突発性難聴
- 放射線又は抗癌剤治療と併用される悪性腫瘍
- 難治性潰瘍を伴う末梢循環障害
- 皮膚移植
- 脊髄神経疾患
- 骨髄炎又は放射線障害
高気圧酸素治療 担当医
院長 田村 雅一
問い合わせ先
野崎徳洲会病院 地域連携室
〒574-0074 大阪府大東市谷川2丁目10番50号
TEL:0120-874-1644












