本日、栄養科主催の『嚥下調整食・栄養補助食品』試食会を行いました(職員対象)。
『嚥下(えんげ)調整食』は、加齢や障害などで嚥下機能が低下した方のために飲み込みやすいよう配慮した食事で、舌で押しつぶすゼリー状のもの、歯ですりつぶせるものなど、様々な形態の食事が展示されていました。
また『栄養補助食品』は、食事で十分な栄養摂取ができない患者さんなどに対して栄養や水分補助を行う食品で、こちらも形態・栄養成分の異なる様々な食品がありました。食品の選択については患者さんの状態だけでなく、味の好みなども考慮して行っています。
職員の皆さんは、色とりどりの食品サンプルが並べられた前で、興味津々に試食をしていました。試食後は「これなら美味しく食べられる」「患者さんの立場になって食べることで、食事の大切さを再認識した」といった感想が寄せられていました。
これらの食事は患者さんのQOL(生活の質)向上に欠かせない重要な要素であり、参加した職員の皆さんは、当院で採用している食事への理解を深めることができたようです。
ゼリー粥、つぶし粥(嚥下調整食)
ハイカロゼリー(エネルギー豊富でタンパク質ゼロ)
栄養補助飲料
様々な意見交換をしていました