10月18日・19日の2日間、徳洲会グループ主催の TCLS(Tokushukai Cardiovascular Life Support)研修 に参加しました。TCLSは日本救急医学会認定のICLSコースで、心停止に遭遇した際の対応を、科学的根拠に基づいて学べる研修です。心肺蘇生法の標準化や心拍再開率向上を目指し、非常に実践的な内容でした。
TCLSって何?
TCLSは「Tokushukai Cardiovascular Life Support」の略で、徳洲会グループ独自の救命救急コースです。
参加者はACLS(高度心血管救命)に関する講義と実技を通して、救命現場で必要な知識と技術を実践的に学びます。
研修の流れ
1日目
ACLSの概論・各論講義の後、モニター操作・除細動・気道管理・BLS(一次救命処置)の実技演習。午後からはVf/pulseless VT、PEA/Asystoleの診断・治療の演習、さらに総合実技 Mega Code を実施しました。
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実技演習の様子。モニター操作や除細動の手技を確認しています。
2日目
不整脈講義の後、筆記試験・実技試験を実施。最後に修了式で研修を締めくくりました。2日間で、理論と実技をバランスよく学ぶことができました。
野崎徳洲会病院の救急現場とTCLSの意義
当院では年間約 6,500件の救急搬送 を受け入れており、うち約 150件が心肺停止(CPA)搬送 です。
大東市・四條畷市の中核病院として、地域の救急要請に迅速に対応できる体制を維持するため、医療従事者の技術向上は欠かせません。
今回のTCLS研修で学んだことは、日々の診療や研修にすぐ活かせる内容ばかりでした。
参加してみて
「2日間の研修は内容が濃く、とても充実していました。理論だけでなく実技を繰り返すことで、自分の対応力の足りない部分がよく分かりました。参加者の意識も高く、刺激を受けました。今回の経験を日常業務に活かしていきたいです。野崎徳洲会病院では、研修医も積極的にスキルアップできる環境が整っており、地域医療にしっかり貢献できるよう日々努力しています。今回のTCLS研修で得た知識と技術を、現場で生かしていきます。
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