諸説入り乱れる医療、医学、特に救急医療、
何をするにしても心が乱れる、
これで良いのか、間違いじゃないのか?
神様お願いです「絶対真理」を教えて下さい、欲しい、欲しい、欲しい、
昔は、先輩から学びます、
「口伝え」です、落語です、歌舞伎です、
医者になりたての何も知らないヤツに、イッパイ教えてくれます、
創傷縫合した後は毎日消毒、ガーゼ交換せえ、
肋骨骨折疼痛緩和にバストバンド巻け、
気管支喘息発作は、アミノフィリン注射や、
過換気症候群患者には紙袋再呼吸や、
子供がタバコ誤食したら胃洗浄や、
熱傷は、軟膏ベタベタのまま、風呂入ったらアカン、
CPA患者助けようと思ったら何時間でも胸骨圧迫や、
胸骨圧迫キッチリやったら、心電図波形出る、
最後の手段は、心腔内へアドレナリン注射や、
気道浮腫で窒息した患者は18G針を輪状甲状軟骨間膜に刺せえ、
呼吸できる、
ペースメーカ入ってる人火葬したら窯が爆発する、除去セエ、
同じくCT撮ったらアカン、リズム狂う、
造影CTのための造影剤の注入はCVラインダメ、破裂する、
ショックの患者は下肢挙上せえ、血圧上がる、
皆嘘でした、
私、半分冗談で言いました「先輩の言うことの75%は嘘や」
しかし、未だに使っている金科玉条も有ります、
「千代くん、骨の接合はナ、同じ方向向いていたら大丈夫、必ず付く」
「皮膚からの出血、押さえていたら必ず止まる」
「内服薬10倍飲んでも大丈夫、あんなもんはそういう風に作ったる」、
「骨折は必ず痛い、痛くなかったら骨折してない」、
「頭部外傷24時間後経ったら何も起こらない」
安心して救急医療やれます、
有難いお言葉です、
成書でも探します、
10年以上前に執筆された分厚い教科書読みます(写真)、
橋出血は100%死亡と書いてます、
ホッホ―と納得しますが、実際は死にません、
刺青の人MRI撮ったら火傷すると書いてます、
脳梗塞疑い患者撮りました、何も起こりませんでした、
COPDの患者に高濃度酸素を与えるとダメと書いてます、
低酸素があり、投与しましたが何も起こりませんでした、
医学雑誌に執筆された文献も読みます(写真)、
「CO中毒には高気圧酸素を必ずやるべし、私の研究では、施行した50例としなかった50例を比較すると、間欠型CO中毒の発生率が低い」
しかし、別の論文では「差はない」、
また、別の論文では「百害あって一利なし」と書いてます、何が真理か判りません
反対に創傷縫合を非滅菌手袋でやった群と滅菌手袋でやった群を比較したが、
感染率の発生に差は無かった、
100万人規模のデータベースで、造影剤を用いた群と、そうで無い群の腎障害発生率には差がない、ゆえに造影剤腎症は無い、
楽です、
固く信じてやってきた熱中症への腋窩、鼠径部へのアイスパック、
効果無しの論文に出会いました、
ヤッパリな!です、
効果あるのは温水スプレーと扇風機、励行しています、
30年前に真理探究のための新しいアイデアが始まりました(写真)、
エビデンス、EBMです、
若い医者が飛びつきました、勉強家も飛びつきました、
多くの真理らしきものが得られました、
先輩医者の一人合点が修正されました、
良いことです、
しかし、近年この言葉の一人歩き、暴走、押しつけが反省され始めました、
EBM偏重、EBM概念の使い方の間違いによるものです、
一部の側面のみが広まってしまったからです
アレは精度の高い単なる文献集です、
アドレナリンの陽性変力作用の論文集は有りません、
でも、間違いなく強い効果あります、世界中で使用されています、
当たり前のことは論文になりません、
EBM以外の真理があるわけです、
RCT研究は精度高いと言いますが、本当のコントロール群作るなら、
一卵性双生児で、両者とも、既婚で子供一人で、埼玉県在住で、学校の先生で、趣味はラグビー、そして同時に同じ病態にならないと本当のコントロール群とは言えません、精度には限界が有ります、
それから導かれた研究結果が絶対真理とは言えません、
EBMの結果を踏まえて出たのが「ガイドライン」(写真)、
同じくチビ医者が飛びつく、
そんなんガイドラインに書いてません、間違いです、
ガイドラインは単なる”お薦め料理”
絶対真理ではありません
いやなら、使わなくて良いのです、
間違いなく使ってくださいね、
ナンでも鵜呑みしたらダメ、
窒息します、
よく噛み砕いて下さいね。

「持ち運ぶの重かったなア、遠くの学会場まで持っていったことあります」

「精度が高い役に立つ論文もあります」

「ちゃんとEBM学会からも自制、自省、自戒が言われています」

「大将、今日のお勧めは?」「鰺のたたきです」「いらない、俺、鰺大嫌い」で良いのです。