当院の敷地内にある梅の木が、ようやく可憐な桃色の花を咲かせ始めました。
梅は見た目の美しさだけでなく、辺りに漂う甘く気品のある香りも心地良いですね。
梅といえば、西郷隆盛が詠んだ漢詩の中に有名な一節があります。
『雪に耐えて梅花麗し』
『多くの困難を乗り越えてこそ、人は成長し大事を成し遂げられる』というのが本来の意味ですが、冬の厳しい寒さを乗り越えて美しく咲く梅花のように、患者さんが病気を乗り越えて早く日常生活に戻れるよう、私たち職員は寄り添い支えたいと思います。
梅の開花が、患者さんにとって回復の希望や癒しの象徴になると良いですね。
