教えられたこと・・・、
母から教えられたことが有ります、
「人間はナ、狡いことしたらあかん」、
「嘘ついたらあかん」「誤魔化したらあかん」
「それをするとナ、結局は損するんや」、
でした、
友人が母から言われた言葉は「誠実に生きなさい」、
「そうしないと、地獄に落ちるんや」、
でした、
スタッフの母は、
「自分がして欲しいことを人にしなさい」
「自分がされたらイヤなことは人にしてはダメ」
「人に迷惑かけることはするな」
「自分だけが美味しいものを食べては(良い目にあっては)ダメ、皆に分け与えなさい」
でした、
義理の兄から言われたのは、
「人間は偉そうにしたらアカン、ホンマに偉い人はエラそぶらない、
偉くないやつは自分を大きく見せようとして、羽根を精一杯ひろげる」、
でした、
その後の人生、出来る限り守ってきました、
自身で会得した教えも沢山あります、
”アドバイス”を私はしません、
自分は出来もしないことを人にするのが”アドバイス”、
その人の代わりに死ぬ覚悟があるのならしても良いが、
そうでなければダメ、
「やろうかやるまいかと、悩んだときは、やってしまってから考える」
「やらなくて後悔するよりは、やってしまって後悔する方が良い」、
人への対応は、
「何やかや画策しての変化球はダメ、真っ直ぐストレート球でいけ」、
「言いにくいことから言え」
「やりたくないことからやれ」
人にモノを頼まれたときは、
あーだ、こーだ、と、もったい付けずに
「即答で”ハイ!”と言え」、
感謝の値打ちが高まる
もったいぶると、値打ちが下がるし、感謝されない、
人から、何かして良いかと聞かれたときは、
「何も考えずに”ハイドウゾ”と言え」、
ある人への非難を聞いたときは、
鵜呑みせずに、その人へ確かめる
幾つかの仕事を抱えた時は、
締め切りの遠い方から片付けると良い、
今やれることは、今やってしまえ、
明日に回すな、
ズート、実践しています、
1ミリのぶれもありません、
どうやら正解のようです、
医学でも、イッパイあります、
沢山ある治療の選択するとき、
「逃げる気持ちでやったことは許されないが」
「積極的な気持ちでやったことは間違っても許される」
非典型的な疾患はいくらでもある、
「ありえないことは一つも無いのが救急」
歩いて来る大腿骨骨折、
殆ど症状ないSAH、
腰痛だけの大動脈解離、
走り回ってる子供の頭蓋骨骨折、
いくらでもあります、
精神的なものと決めるのは、全ての肉体的疾患を否定してから、
痛くない骨折は無い、骨折は必ず痛い、
しかし、ベテランほど「これで良いのか??」と、
診断をした後も「苦悶」します、
過去に、このブログでも色んな”金言”を書いています、
中には、”教科書”と違うもの、”ガイドライン”と違うもの有ります、
でも、私のエビデンスは、経験=エクスペリエンスです、
若い医者に良く言うのは、
「AMIを5例診た医者、50例診た医者、500例診た医者、5000例診た医者」、
誰が一番信頼できる?
誘導尋問です、
5000例診た医者の言葉には重みがあります、
心筋酵素系血液検査全く動かないAMIあります、
心電図正常のAMIあります、
かくいう私も先輩医師に教えてもらって一生重宝している、金言が有ります、
これは有難い、
骨折患者で整復して、ピッタリ合わない・・・、
泣きそうになっていた時、
先生、骨はナ、正対していたら大丈夫、50%合っていれば大丈夫、
この言葉にずいぶん助けられています
その他、
皮膚からの出血は押さえていれば必ず止まる、
頭部や顔面の動脈性出血、きちんと合わせて縫合すれば必ず止まる、
吐血で死んだ人はいない、
迷ったら手術や、
手術や処置はやり難い方からやれ、
と、教えられました、
毎日、助けられています
まだまだ増やしたい、
変更もあるはず、
と、思っています。
「こんな傷でも単純縫合で止血できる、教え通りにしてます」
「ありえないことは一つも無いのが救急」シリーズ: 「こんなSAHでも症状軽いものあり」
「長距離トラック運転してきた腰痛だけの大動脈解離あり」
「元気に廊下を走り回っている幼児でも頭蓋骨骨折あり」