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病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5 位まで)
  3. 初発の5 大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5 位まで)
  7. その他(DI C 、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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年齢区分0~10~20~30~40~50~60~70~80~90~
患者数25110112125245565016371858511

〈令和5年度記事〉
令和5年度全退院患者数は5,638名で、幅広い年齢層の患者様をお受けしておりますが、特に60歳以上の患者様の割合は全体の83%と高く、過去5年間連続で80%を上回っています。この背景には、高齢化社会が反映していると分析できます。次に、年齢層別に「診断群分類」にすると、20歳未満は、30%が転倒や一般事故による外傷や骨折が多く、30代では21%が消化器系疾患、肝臓・胆道・膵臓疾患、15%が外傷や骨折で構成され、50、60代となれば、外傷や消化器に加え男性には前立腺癌など多種多様な疾患が存在するようになります。また、循環器疾患が24%となったことも大きな特徴と言えます。70代と加齢に伴い、循環器疾患は減少することはなく、80代からは呼吸器疾患、脳神経疾患がともに10%を超え、90代以上では呼吸器疾患が24%と増加し始めます。

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 Stage ⅠStage ⅡStage ⅢStage Ⅳ不明再発病期分類基準(※)版数
胃癌1322728418
大腸癌131141426828
乳癌113114215317,8
肺癌500534518
肝癌00005028

〈令和5年度記事〉
5大癌と呼ばれる胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の患者数を、初発のUICC病期分類別、および再発に分けて集計しています。UICC病期分類とはUICC(国際対がん連合)によって定められた、①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の3つのカテゴリーによって各癌をⅠ期(早期)からⅣ期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。令和5年度の退院患者を集計し、集計対象期間中に複数回入院された患者様はそれぞれ集計しています。当院では、外科的処置・化学療法・放射線療法を主に施行しています。また、泌尿器科では膀胱癌、前立腺癌等も診ており、手術支援ロボット(ダヴィンチ)を用いた腹腔鏡手術も行っています。また、令和3年度より乳腺外科医の入職により乳癌症例が増加傾向にあります。

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 患者数平均在院日数平均年齢
軽症1211.4256.08
中等症7120.6278.34
重症3223.0982.81
超重症2118.183.19

〈令和5年度記事〉
市中肺炎とは普段の生活の中でかかる肺炎のことです。
市中肺炎の定義として、DPCデータの入院契機病名および最も医療資源を投入した傷病名が肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(DPCコード6桁が040080に相当)で、さらにその中でもICD10コードがJ13~J18(肺炎球菌による肺炎、インフルエンザ桿菌による肺炎、その他肺炎)で始まるものとしています。

ICD10コードとはInternational Classification of Diseases and Related Health Problems(疾病および関連保健問題の国際統計分類)の略称で、WHO(世界保健機関)が世界保健機関憲章に基づき作成した、傷病に関する分類です。世界の異なる国における傷病の状況を比較できることを目的とした標準分類で、ICD-10が採用されています。

成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)による重症度分類を用いて集計しています。この指標では細菌による肺炎を集計しており、ウイルスによる肺炎、食べ物の誤嚥による肺炎、気管支炎などは集計対象外です。

重症度分類は、A-DROPスコアを用い、軽症~超重症の4段階で表記しています。
重症度分類の各因子が一つでも不明な場合は「不明」と分類され、また、重症度の計算には年齢・性別因子を考慮することともされています。

【重症度分類因子】

  1. Age(年齢) 男性70歳以上、女性75歳以上 
  2. Dehydration(脱水) BUN 21mg/dL以上または脱水あり
  3. Respiration SpO2<=90%(PaO2 60Torr 以下) 
  4. Orientation(意識障害) 意識障害あり 
  5. Pressure(収縮期血圧) 収縮期血圧90 mmHg以下 

※5点満点で、1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点。 
■軽症:0点の場合。 
■中等症:1~2点の場合。 
■重症:3点の場合。 
■超重症:4~5点の場合。ただし、ショックがあれば1項目のみでも超重症とする。 
■不明:重症度分類の各因子が1つでも不明な場合。

特徴

当院の特徴として患者数は中等症が全体の約8割を占めます。軽症の在院日数が10日であるのに対し、中等症を越えると18日~24日となります。重症化しても1ヶ月以内には退院となっています。また軽症の患者様の平均年齢が50歳であるのに対して、中等症~超重症になると平均で80歳を越える高齢の患者様が多くなっています。

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ICD10傷病名発症日 から患者数平均在院日数平均年齢転院率(%)
I63$脳梗塞3日以内16520.1878.6543.68
その他915.33761.15

〈令和5年度記事〉
発症3日目以内の急性期脳梗塞の患者様が多く占めています。当院ではそのような緊急性のある疾患に迅速に対応できるよう、24時間365日患者様を受け入れております。脳外科医の人員の拡充にて毎日脳外科医の当直がなされております。常時CT・MRI・超音波検査などができる万全の体制を敷いています。また、発症後4.5時間以内の超急性期脳梗塞には、t-PAという血栓を強力に溶かす薬を点滴投与する治療も行っており、無効な場合は、脳血管内治療(局所血栓溶解療法や血栓回収術)や緊急脳血管バイパス術を行っています。

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DPC傷病名入院契機症例数発生率(%)
130100播種性血管内凝固症候群同一10.02
異なる220.39
180010敗血症同一390.69
異なる851.51
180035その他の真菌感染症同一10.02
異なる20.04
180040手術・処置等の合併症同一120.21
異なる10.02

〈令和5年度記事〉
播種性血管内凝固症候群が入院後に起こることもありますので、検査は入院時と、入院後、連日で医師だけではなくメディカルスタッフもチェックする万全の体制をとっております。当院が救急病院のため早期に連続して検査が行われます。

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■内科

DPCコード名称患者数自院平均在院日数全国平均在院日数転院率(%)平均年齢
050130xx9900x0心不全12324.6317.3821.9583.34
0400800499x01x肺炎等(市中肺炎以外かつ75歳以上)11226.7221.5121.4385.96
110310xx99xxxx腎臓又は尿路の感染症7018.413.5222.8681.49
180010x0xxx0xx敗血症(1歳以上)5926.4120.0322.0381.76
040081xx99x0xx誤嚥性肺炎5724.8220.6017.5483.79

〈令和5年度記事〉
当院では、抗生剤選択・適正使用に関して厳格な管理を行っております。細菌ウイルスの同定には積極的に細菌培養(グラム染色)、Film array検査を行っています。当該菌・抗菌薬のブレークポイント、TAM (Time above MIC)も考慮しながら治療に当たっています。起炎菌の同定前に初期治療が行われるケースも多く、通常、起炎菌の同定には前に感受性のある抗生剤が投与されていたかどうかを確かめ救命率向上をはかっています。クラミジア肺炎をはじめとする非定形型肺炎に対しても適切な診断がなされ、治療成績も上がっています。入院中は常にICD(infection control doctor)チームが巡回監視して適切な指導をしています。また、糖尿病分野では熟練した医師が牽引し糖尿病診療成績も上がっています。糖尿病には様々な病型があります。病型判定、病状評価のための検査もルーチンに行っております。HOMA-インデックス、C-ペプチド-インデックスが採血1時間以内に測定可能であり、外来診療における治療成績の上昇につながっています。腎疾患に関しては慢性腎臓病・糖尿病性腎症・糖尿病性腎臓病・末期腎不全(血液透析例を含む)症例が循環器疾患、感染症、代謝性疾患、肝疾患、脳神経疾患等を合併している例が多く日本腎臓学会専門医と透析専門医、日本内科学会総合内科専門医が診療にあたっています。総合内科的見地から多彩で多様な疾患(消化器疾患、血液疾患、内分泌疾患、神経疾患等様々な疾患)に対しても入院精査後、外来専門医にコンサルトや適切な専門病院へ紹介を行っています。

■外科

DPCコード名称患者数自院平均在院日数全国平均在院日数転院率(%)平均年齢
060160x001xxxx鼠径ヘルニア(15歳以上)513.224.55073.49
060210xx99000xヘルニアの記載のない腸閉塞489.568.95074.5
060330xx02xxxx胆嚢疾患(胆嚢結石など)255.685.98060.72
060160x099xxxx鼠径ヘルニア(15歳以上)202.954.95069.95
060150xx02xxxx虫垂炎199.059.68043.37

〈令和5年度記事〉
鼠径ヘルニアによる鼠径ヘルニア手術の症例数が最多。次に腸閉塞にてイレウス管による減圧治療症例が症例数を占めます。このほか、感染症(蜂巣織炎など)、虫垂炎、悪性腫瘍疾患(胃癌、食道癌、肝細胞癌、膵臓癌、胆嚢癌、結腸癌他にも骨転移、肺や肝転移などの転移性悪性腫瘍)、各種ヘルニアなども入院加療の対応を実施しています。

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率(%)平均年齢
K634腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)530.212.381.8971.7
K672-2腹腔鏡下胆嚢摘出術421.055.38065.55
K719-3腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術163.6916.06068.19
K740-22腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術)154.7310.33071.2
K714腸管癒着症手術13115.08072.85

〈令和5年度記事〉
手術症例では、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)が最多。次に、腹腔鏡下手術(胆嚢摘出術)、鼠径ヘルニア手術、腹腔鏡下手術(虫垂切除(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの)、腹腔鏡下手術(結腸悪性腫瘍切除術)があります。上記以外にも当院では、胃手術(癌、潰瘍など)等を実施しております。

■整形外科

DPCコード名称患者数自院の平均在院日数全国平均在院日数転院率(%)平均年齢
160800xx01xxxx股関節・大腿近位の骨折14827.5625.5041.2282.95
160690xx99xxxx胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)7219.3119.3429.1777.93
160700xx97xx0x鎖骨・肩甲骨の骨折2145.234.7647.62
160760xx97xx0x前腕の骨折214.244.76055.19
160980xx99x0xx骨盤損傷1921.3219.2726.3273.47

〈令和5年度記事〉
当科では比較的高齢者の方の骨折が多く、股関節周囲の骨折に関しては、手術を施行して早期リハビリテーションを行うよう尽力しております。それ以外にも様々な外傷に対しても対応しております。

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率(%)平均年齢
K0461骨折観血的手術(大腿)ハンソン含む1062.6524.0939.6282.58
K0811人工骨頭挿入術(股)603.1823.7841.6781.78
K0462骨折観血的手術(前腕)プレート463.57.7210.8762.98
K0463骨折観血的手術(鎖骨)182.117.725.5653.56
K0483骨内異物(挿入物を含む)除去術(下腿)1711.76050.65

〈令和5年度記事〉
単純骨折に対しては、骨接合術を行い、複雑な骨折(粉砕骨折、開放骨折)に対しては、創外固定を用いて、二期的に手術を行うなど、より安全な医療の提供を行っています。
他にも、腱の断裂創傷等にも対応しています。手術後のケア、リハビリの充実により、合併症を起こすことなく退院できるよう尽力しております。長期的なリハビリが必要な方に対しては、整形外科専門の相談員と共にリハビリ病院への転医をサポートさせて頂いております。

■脳神経外科

DPCコード名称患者数自院平均在院日数全国平均在院日数転院率(%)平均年齢
010230xx99x00xてんかん566.737.1916.0759.5
160100xx99x00x頭蓋・頭蓋内損傷288.688.38061.43
160870xx01x00x頸椎頸髄損傷2124.7629.2376.1968.52
160100xx97x00x頭蓋・頭蓋内損傷1910.119.88074.89
010040x099000x非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満)161519.0943.7571.88

〈令和5年度記事〉
令和5年度の脳神経外科入院患者総数は750名で、昨年度と比べて57名の増加でした。入院患者の疾患の内訳ですが、脳血管障害の割合は50%と昨年よりやや増加し、脳血管障害に占める急性期脳卒中の割合は87.5%と昨年同様高く、急性期脳卒中を担う病院として機能していることが分かります。発症7日以内の急性期脳卒中患者の内、脳梗塞・TIAの割合が71.7%と約2/3を占め、昨年よりも更に増加しました。一方、出血性疾患の割合は26.2%(脳内出血20.7%、くも膜下出血5.5%)で、虚血性疾患は出血性疾患の約2倍となっています。脳血管障害以外の他の入院疾患としては、頭部外傷(15.0%)、脊椎・脊髄疾患(11.2%)、てんかん(6.2%)が主要な疾患で、合わせて全体の32.4%、約1/3を占めています。

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率(%)平均年齢
K1422脊椎固定術2.後方又は後側方固定501.6626.446473.32
K164-2穿頭による慢性硬膜下血腫洗浄・除340.8811.218.8280.97
K1643頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内)170.5331.5976.4773.06
K1771脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所)162.3838.1962.572.44
K1423脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定)153.5324.27076.4

〈令和5年度記事〉
令和5年度の総手術件数は323例で、過去5年間では最も多い件数でした。手術の内訳は、脳血管障害が96例(30.0%)、脊椎・脊髄疾患が66例(20.5%)、頭部外傷が66例(20.5%)と続きます。
脳血管障害の手術は増加し、脊椎・脊髄疾患の手術も好調で、頭部外傷と合わせると全体の手術の7割を占めています。動脈瘤クリッピング術は26例(未破裂4例、破裂22例)でした。昨年と比べると大幅な増加であり、コロナ禍の中、救急体制が機能した結果だと考えられます。
血行再建術は、頚動脈内膜剥離術10例、STA-MCA吻合術13例といずれも大幅に増加し、血管内治療や薬物治療が進む中で、直達手術の必要性は認識される結果と思われます。

■心臓血管外科

DPCコード名称患者数自院平均在院日数全国平均在院日数転院率(%)平均年齢
050161xx97x1xx大動脈解離1121.7328.099.0970.27
050161xx9900xx大動脈解離47.2516.492567.75
050080xx0101xx弁膜症(連合弁膜症を含む。)32021.5233.3366.33
050163xx9900xx非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤313.338.1166.6785
050161xx01x0xx大動脈解離210.513.08049

〈令和5年度記事〉
当科の疾患内訳は多種に及びますが、最多数となるのは大動脈疾患です。また、大動脈疾患の中でも解離性大動脈瘤はそのほとんどが、緊急手術対応となります。また、術式の選択には大動脈ステントグラフト内挿入も可能です。上記以外にも、大動脈狭窄症や僧帽弁閉鎖不全症に対する弁置換術や弁形成術、虚血性心疾患や先天性心疾患、末梢動脈閉塞、不整脈など多種多彩な疾患に対応しています。

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率(%)平均年齢
K5601ニ大動脈瘤切除術(上行)(その他)5024.62066
K5612イステントグラフト内挿術(胸部大動脈)40.530.752564
K9231術中術後自己血回収術(自己血回収器具による)(濃縮及び洗浄)3128.67069.33
K552-22冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上)20.5395073
K5551弁置換術(1弁)22.512062.5

〈令和5年度記事〉
当科の特徴は緊急性の高い大動脈疾患が多いというところです。大動脈ステントグラフト内挿入も可能で術式選択の幅もあり、より患者さんにあった治療法の提案が可能となります。上記以外にも、大動脈狭窄症や僧帽弁閉鎖不全症に対する弁置換術や弁形成術、虚血性心疾患や先天性心疾患、末梢動脈閉塞、不整脈など多種多彩な疾患に対応しています。

■眼科

DPCコード名称患者数自院平均在院日数全国平均在院日数転院率(%)平均年齢
020110xx97xxx0白内障、水晶体の疾患552.222.54077.42
020110xx97xxx1白内障、水晶体の疾患372.624.46079.14
020230xx97x0xx眼瞼下垂222.82083
060102xx97xxxx穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患1410.75072

〈令和5年度記事〉
当科では主に白内障の手術を行っています。入院内容は一泊二日の短期的な入院期間を設定しており、一泊二日で両眼の白内障の手術にも対応しております。
二泊三日での手術も対応しております。

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率(%)平均年齢
K2821ロ水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他)920.051.35078.03
K2191眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法)201083
K252角膜・強膜異物除去術101080
K2822水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない)101079

〈令和5年度記事〉
当科では主に白内障の手術を行っています。入院内容は一泊二日の短期的な入院期間を設定しており、両眼の手術も対応しております。二泊三日での手術も対応しております。

■泌尿器科

DPCコード名称患者数自院平均在院日数全国平均在院日数転院率(%)平均年齢
110080xx991xxx前立腺の悪性腫瘍762.042.44073.54
110200xx02xxxx前立腺肥大症等495.557.75073.18
11012xxx02xx0x上部尿路疾患445.055.22059
110310xx99xxxx腎臓又は尿路の感染症4210.9513.5211.981.71
110070xx03x0xx膀胱腫瘍345.066.85075.82

〈令和5年度記事〉
当科では、上記疾患以外にも泌尿器科領域全般の疾患に対して治療を行っています。
特に前立腺癌に対する治療は充実しており精密検査から入院、手術まで全て自院で施行可能で手術に関してはロボット支援手術(ダヴィンチ)や放射線治療なども積極的に行っています。手術成績の向上や合併症の回避に努めるように日々努力しています。

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率(%)平均年齢
K7811経尿道的尿路結石除去術(レーザー)461.073.392.1759.67
K8036イ膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用)401.433.33076.33
K841-21経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(ホルミウムレーザー等使用)3813.45074.58
K783-2経尿道的尿管ステント留置術360.394.945.5674.19
K007-2経皮的放射線治療用金属マーカー留置術250.041074.96

〈令和5年度記事〉
前立腺肥大症に対しての手術は、従来の経尿道的前立腺切除術ではなくBOSTON社のGreen Light XPSを導入し経尿道的レーザー前立腺蒸散術を行うことで出血が起こりにくく合併症の少ない安全な手術方法です。患者様への負担が少なく、短期間の入院治療となります。
平成25年7月から導入したロボット支援前立腺全摘術は、今までで248例行っており大きな合併症は無く、令和5年は20件施行しました。症例によっては、勃起神経温存や拡大リンパ節郭清も施行しています。特に前立腺癌に対する治療は充実しており、精密検査から入院、手術まで全て自院で施行可能で手術の他に放射線治療なども積極的に行っています。

■循環器内科

DPCコード名称患者数自院平均在院日数全国平均在院日数転院率(%)平均年齢
050050xx0200xx狭心症、慢性虚血性心疾患4832.454.260.2173.42
050210xx97000x徐脈性不整脈407.739.77582.18
050030xx97000x急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞385.8711.542.6370.47
050130xx97000x心不全377.4921.902.773.46
050170xx03000x閉塞性動脈疾患322.785.21077.44

〈令和5年度記事〉
当科の疾患内訳は多種に及び、上記以外では、肺血栓塞栓症など様々です。最多数となるのは地域社会の高齢化が影響している、虚血性心疾患です。当科でも24時間365日、対応出来る病院として近隣の救急隊や救急医療機関からの緊急紹介を受けています。

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率(%)平均年齢
K5493経皮的冠動脈ステント留置術(その他)2670.621.860.3771.67
K5481経皮的冠動脈形成術(高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテル)1960.662.121.5374.89
K5463経皮的冠動脈形成術(その他)980.491.23075.48
K616四肢の血管拡張術.血栓除去術380.341.66077.95
K5973ペースメーカー移植術(リードレスペースメーカー)261.54.657.6982.62

〈令和5年度記事〉
循環器内科では虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など)に対する経皮的冠動脈ステント留置術や経皮的冠動脈形成術が多くなっています。カテーテル治療とは腕や足の血管から狭窄した部位まで管を通して病変を治療する方法です。タイミングとしては①緊急で行う場合や検査と同時に行う場合、②検査から日数を空けて行う場合など、患者様の状況に合わせて様々なタイミングで行っています。また当院では、24時間365日患者様の受け入れを行っており、常時検査やインターベンション治療が施行できる万全の体制を敷いています。

■呼吸器外科

DPCコード名称患者数自院平均在院日数全国平均 在院日数転院率(%)平均年齢
040040xx97x00x肺の悪性腫瘍256.329.89477.28
040200xx01x00x気胸145.579.547.1446.5
040040xx9900xx肺の悪性腫瘍717.1413.59077.86
040030xx01xxxx呼吸器系の良性腫瘍64.178.53061.67
040040xx97x7xx肺の悪性腫瘍43.7525.5075

〈令和5年度記事〉
令和元年10月から専門診療科として新設し、治療をスタート致しました。
なお、上記患者数は令和5年度の実績となっています。
当科では、呼吸にかかわる臓器(主として肺・気管・気管支)および胸壁腫瘍などの疾患、外傷に対して、外科治療を主に治療します。 肺癌、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍などの腫瘍性疾患、気胸などの気腫性肺疾患、炎症性疾患である膿胸や肺化膿症、さらに交通外傷などの胸部外傷による肋骨骨折、肺挫傷、外傷性(血)気胸などが治療の対象となります。全身精査し外科的処置や手術ができるのかを判断します。併存疾患(間質性肺炎、肺気腫などの肺疾患や、糖尿病、高血圧、腎不全など)があっても手術可能かを判断し治療を検討しています。

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率(%)平均年齢
K5131胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状171.822.885.8848.88
K514-23胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える)141.294.29075.07
K514-21胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除)91.893.22080.67
K5132胸腔鏡下肺切除術(部分切除)41.253.75057
K488-3胸腔鏡下試験開胸術211.5078

〈令和5年度記事〉
手術治療に関しては、完全鏡視下手術にも対応可能です。
なお、上記患者数は令和5年度の実績となっています。
病変の拡がりによっては、以前のように通常開胸創が必要な手術もあります。また、手術での治療が難しく、進行した肺癌に対しても、生検検査で確定診断し、その生検組織の遺伝子検索を行い最新の治療を行っています。

■乳腺外科

DPCコード名称患者数自院平均在院日数全国平均 在院日数転院率(%)平均年齢
090010xx010xxx乳房の悪性腫瘍5011.349.88066.12
090020xx97xxxx乳房の良性腫瘍146.364.00066.43
090010xx99x90x乳房の悪性腫瘍104.94.30079.5
090010xx99x40x乳房の悪性腫瘍86.133.51068.13
130070xx99x0xx白血球疾患(その他)76.719.47074.29

〈令和5年度記事〉
令和2年4月1日より乳腺外科が新設され診療をスタートしました。
乳がんの多くは浸潤がんであるため、適切な初期治療を行わないと、数年を経過してから全身のあらゆる臓器に転移・再発する可能性を持っています(全身病コンセプト)。これらの転移・再発乳がんの患者さんに最適な治療を提供するためには、「全天候型(基礎~臨床に至るまでの深い知識と技術を持ち続ける)」の乳腺外科医であること、また、それらの経験・知識を持って、「乳がんの再発・転移で死亡される女性を1人でも救うこと」にあります。幸いにも、当病院は大病院にも引けを取らない設備・人員・システムが整備されています。乳がんは、早期発見・早期治療を行えば、90%以上の患者様は助かります。
上記患者数は令和5年度の実績となっています。【2023年4月1日~2024年3月31日】
当科では、乳がんをはじめとする全ての乳腺疾患(中間病変、良性疾患)の診療を行っています。診断から手術、さらには化学療法や最新の免疫療法を提供するだけでなく、他臓器再発などの症例では、各診療科専門医、放射線治療医とともに一番安全で長期生存が可能となる治療を行っています。

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率(%)平均年齢
K4764乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う))4519.13065.18
K4742乳腺腫瘍摘出術(長径5cm以上)110.824.09063.64
K476-2陥没乳頭形成術215061
K4763乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない))218.5090
K4768乳腺悪性腫瘍手術(乳輪温存乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない))218040.5

〈令和5年度記事〉
当科では、長期間の「乳がんの根治性・乳房の整容性」を維持できる「乳がん手術」を提供しています。その手術の基本形は、「内視鏡補助下乳房温存手術(VA-BCS)」です。
手術症例としては、乳がんに対して行う乳腺悪性腫瘍手術「内視鏡補助下乳房温存術+センチネルリンパ節生検」が最多となっております。当院の乳がん手術は、大きく分けて、乳房温存手術と乳房切除術を施行しております。当科では60%以上の症例で、内視鏡補助下乳房温存手術を施行しております。また、良性葉状腫瘍などの、手術が必要な良性疾患の手術「乳腺腫瘍摘出術(長径5cm以上)」も増えております。

■リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

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肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数(分母)分母のうち、排血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数(分子)リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
72661985.26%

〈令和5年度記事〉
手術後の安静臥床が肺血栓塞栓症を起こすリスクになると考えられており、リスクレベルに応じた予防行為の実施は、肺血栓塞栓症の発症率を下げることにつながると考えられてます。当院で肺血栓塞栓症リスクレベル「中」以上の手術を施行した患者様の予防対策実施率は85%となっており、今後は実施率の向上に努めていきたいと思います。

■リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

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血液培養オーダー日数(分母)血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数(分子)血液培養2セット実施率
2,4392,39097,99%

〈令和5年度記事〉
菌血症・敗血症といった重篤な感染症を診断する上で、1セットのみの血液培養検査では判断が難しく、偽陽性であるにも関わらず過剰治療となってしまうことも考えられます。これらの事から血液培養検査を、入院中に2セット以上行うことで、より正確な診断を行うことが推奨されています。

■広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

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広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数(分母)分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数(分子)広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
50042585%

初回の抗菌薬使用日までに細菌培養道程検査を実施した件数で計算しています。(入院日含む)

〈令和5年度記事〉
近年の新興感染症発生を皮切りに、当院では感染対策チームの動きを強化しています。昨今、新たな抗菌薬耐性菌が出現していることを受け難治症例が増加している傾向にあります。その要因として、不適切な抗菌薬の使用が、耐性菌の発生や蔓延の一因と考えています。そのため、抗菌薬の適正使用には投与前の適切な検体採取と培養検査が必要であると考えています。

2024.09.20 令和5年度病院情報を公開しました。

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5 位まで)
  3. 初発の5 大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5 位まで)
  7. その他(DI C 、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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年齢区分0~10~20~30~40~50~60~70~80~90~
患者数25110112125245565016371858511

〈令和5年度記事〉
令和5年度全退院患者数は5,638名で、幅広い年齢層の患者様をお受けしておりますが、特に60歳以上の患者様の割合は全体の83%と高く、過去5年間連続で80%を上回っています。この背景には、高齢化社会が反映していると分析できます。次に、年齢層別に「診断群分類」にすると、20歳未満は、30%が転倒や一般事故による外傷や骨折が多く、30代では21%が消化器系疾患、肝臓・胆道・膵臓疾患、15%が外傷や骨折で構成され、50、60代となれば、外傷や消化器に加え男性には前立腺癌など多種多様な疾患が存在するようになります。また、循環器疾患が24%となったことも大きな特徴と言えます。70代と加齢に伴い、循環器疾患は減少することはなく、80代からは呼吸器疾患、脳神経疾患がともに10%を超え、90代以上では呼吸器疾患が24%と増加し始めます。

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 Stage ⅠStage ⅡStage ⅢStage Ⅳ不明再発病期分類基準(※)版数
胃癌1322728418
大腸癌131141426828
乳癌113114215317,8
肺癌500534518
肝癌00005028

〈令和5年度記事〉
5大癌と呼ばれる胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の患者数を、初発のUICC病期分類別、および再発に分けて集計しています。UICC病期分類とはUICC(国際対がん連合)によって定められた、①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の3つのカテゴリーによって各癌をⅠ期(早期)からⅣ期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。令和5年度の退院患者を集計し、集計対象期間中に複数回入院された患者様はそれぞれ集計しています。当院では、外科的処置・化学療法・放射線療法を主に施行しています。また、泌尿器科では膀胱癌、前立腺癌等も診ており、手術支援ロボット(ダヴィンチ)を用いた腹腔鏡手術も行っています。また、令和3年度より乳腺外科医の入職により乳癌症例が増加傾向にあります。

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 患者数平均在院日数平均年齢
軽症1211.4256.08
中等症7120.6278.34
重症3223.0982.81
超重症2118.183.19

〈令和5年度記事〉
市中肺炎とは普段の生活の中でかかる肺炎のことです。
市中肺炎の定義として、DPCデータの入院契機病名および最も医療資源を投入した傷病名が肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(DPCコード6桁が040080に相当)で、さらにその中でもICD10コードがJ13~J18(肺炎球菌による肺炎、インフルエンザ桿菌による肺炎、その他肺炎)で始まるものとしています。

ICD10コードとはInternational Classification of Diseases and Related Health Problems(疾病および関連保健問題の国際統計分類)の略称で、WHO(世界保健機関)が世界保健機関憲章に基づき作成した、傷病に関する分類です。世界の異なる国における傷病の状況を比較できることを目的とした標準分類で、ICD-10が採用されています。

成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)による重症度分類を用いて集計しています。この指標では細菌による肺炎を集計しており、ウイルスによる肺炎、食べ物の誤嚥による肺炎、気管支炎などは集計対象外です。

重症度分類は、A-DROPスコアを用い、軽症~超重症の4段階で表記しています。
重症度分類の各因子が一つでも不明な場合は「不明」と分類され、また、重症度の計算には年齢・性別因子を考慮することともされています。

【重症度分類因子】

  1. Age(年齢) 男性70歳以上、女性75歳以上 
  2. Dehydration(脱水) BUN 21mg/dL以上または脱水あり
  3. Respiration SpO2<=90%(PaO2 60Torr 以下) 
  4. Orientation(意識障害) 意識障害あり 
  5. Pressure(収縮期血圧) 収縮期血圧90 mmHg以下 

※5点満点で、1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点。 
■軽症:0点の場合。 
■中等症:1~2点の場合。 
■重症:3点の場合。 
■超重症:4~5点の場合。ただし、ショックがあれば1項目のみでも超重症とする。 
■不明:重症度分類の各因子が1つでも不明な場合。

特徴

当院の特徴として患者数は中等症が全体の約8割を占めます。軽症の在院日数が10日であるのに対し、中等症を越えると18日~24日となります。重症化しても1ヶ月以内には退院となっています。また軽症の患者様の平均年齢が50歳であるのに対して、中等症~超重症になると平均で80歳を越える高齢の患者様が多くなっています。

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ICD10傷病名発症日 から患者数平均在院日数平均年齢転院率(%)
I63$脳梗塞3日以内16520.1878.6543.68
その他915.33761.15

〈令和5年度記事〉
発症3日目以内の急性期脳梗塞の患者様が多く占めています。当院ではそのような緊急性のある疾患に迅速に対応できるよう、24時間365日患者様を受け入れております。脳外科医の人員の拡充にて毎日脳外科医の当直がなされております。常時CT・MRI・超音波検査などができる万全の体制を敷いています。また、発症後4.5時間以内の超急性期脳梗塞には、t-PAという血栓を強力に溶かす薬を点滴投与する治療も行っており、無効な場合は、脳血管内治療(局所血栓溶解療法や血栓回収術)や緊急脳血管バイパス術を行っています。

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DPC傷病名入院契機症例数発生率(%)
130100播種性血管内凝固症候群同一10.02
異なる220.39
180010敗血症同一390.69
異なる851.51
180035その他の真菌感染症同一10.02
異なる20.04
180040手術・処置等の合併症同一120.21
異なる10.02

〈令和5年度記事〉
播種性血管内凝固症候群が入院後に起こることもありますので、検査は入院時と、入院後、連日で医師だけではなくメディカルスタッフもチェックする万全の体制をとっております。当院が救急病院のため早期に連続して検査が行われます。

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■内科

DPCコード名称患者数自院平均在院日数全国平均在院日数転院率(%)平均年齢
050130xx9900x0心不全12324.6317.3821.9583.34
0400800499x01x肺炎等(市中肺炎以外かつ75歳以上)11226.7221.5121.4385.96
110310xx99xxxx腎臓又は尿路の感染症7018.413.5222.8681.49
180010x0xxx0xx敗血症(1歳以上)5926.4120.0322.0381.76
040081xx99x0xx誤嚥性肺炎5724.8220.6017.5483.79

〈令和5年度記事〉
当院では、抗生剤選択・適正使用に関して厳格な管理を行っております。細菌ウイルスの同定には積極的に細菌培養(グラム染色)、Film array検査を行っています。当該菌・抗菌薬のブレークポイント、TAM (Time above MIC)も考慮しながら治療に当たっています。起炎菌の同定前に初期治療が行われるケースも多く、通常、起炎菌の同定には前に感受性のある抗生剤が投与されていたかどうかを確かめ救命率向上をはかっています。クラミジア肺炎をはじめとする非定形型肺炎に対しても適切な診断がなされ、治療成績も上がっています。入院中は常にICD(infection control doctor)チームが巡回監視して適切な指導をしています。また、糖尿病分野では熟練した医師が牽引し糖尿病診療成績も上がっています。糖尿病には様々な病型があります。病型判定、病状評価のための検査もルーチンに行っております。HOMA-インデックス、C-ペプチド-インデックスが採血1時間以内に測定可能であり、外来診療における治療成績の上昇につながっています。腎疾患に関しては慢性腎臓病・糖尿病性腎症・糖尿病性腎臓病・末期腎不全(血液透析例を含む)症例が循環器疾患、感染症、代謝性疾患、肝疾患、脳神経疾患等を合併している例が多く日本腎臓学会専門医と透析専門医、日本内科学会総合内科専門医が診療にあたっています。総合内科的見地から多彩で多様な疾患(消化器疾患、血液疾患、内分泌疾患、神経疾患等様々な疾患)に対しても入院精査後、外来専門医にコンサルトや適切な専門病院へ紹介を行っています。

■外科

DPCコード名称患者数自院平均在院日数全国平均在院日数転院率(%)平均年齢
060160x001xxxx鼠径ヘルニア(15歳以上)513.224.55073.49
060210xx99000xヘルニアの記載のない腸閉塞489.568.95074.5
060330xx02xxxx胆嚢疾患(胆嚢結石など)255.685.98060.72
060160x099xxxx鼠径ヘルニア(15歳以上)202.954.95069.95
060150xx02xxxx虫垂炎199.059.68043.37

〈令和5年度記事〉
鼠径ヘルニアによる鼠径ヘルニア手術の症例数が最多。次に腸閉塞にてイレウス管による減圧治療症例が症例数を占めます。このほか、感染症(蜂巣織炎など)、虫垂炎、悪性腫瘍疾患(胃癌、食道癌、肝細胞癌、膵臓癌、胆嚢癌、結腸癌他にも骨転移、肺や肝転移などの転移性悪性腫瘍)、各種ヘルニアなども入院加療の対応を実施しています。

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率(%)平均年齢
K634腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)530.212.381.8971.7
K672-2腹腔鏡下胆嚢摘出術421.055.38065.55
K719-3腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術163.6916.06068.19
K740-22腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術)154.7310.33071.2
K714腸管癒着症手術13115.08072.85

〈令和5年度記事〉
手術症例では、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)が最多。次に、腹腔鏡下手術(胆嚢摘出術)、鼠径ヘルニア手術、腹腔鏡下手術(虫垂切除(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの)、腹腔鏡下手術(結腸悪性腫瘍切除術)があります。上記以外にも当院では、胃手術(癌、潰瘍など)等を実施しております。

■整形外科

DPCコード名称患者数自院の平均在院日数全国平均在院日数転院率(%)平均年齢
160800xx01xxxx股関節・大腿近位の骨折14827.5625.5041.2282.95
160690xx99xxxx胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)7219.3119.3429.1777.93
160700xx97xx0x鎖骨・肩甲骨の骨折2145.234.7647.62
160760xx97xx0x前腕の骨折214.244.76055.19
160980xx99x0xx骨盤損傷1921.3219.2726.3273.47

〈令和5年度記事〉
当科では比較的高齢者の方の骨折が多く、股関節周囲の骨折に関しては、手術を施行して早期リハビリテーションを行うよう尽力しております。それ以外にも様々な外傷に対しても対応しております。

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率(%)平均年齢
K0461骨折観血的手術(大腿)ハンソン含む1062.6524.0939.6282.58
K0811人工骨頭挿入術(股)603.1823.7841.6781.78
K0462骨折観血的手術(前腕)プレート463.57.7210.8762.98
K0463骨折観血的手術(鎖骨)182.117.725.5653.56
K0483骨内異物(挿入物を含む)除去術(下腿)1711.76050.65

〈令和5年度記事〉
単純骨折に対しては、骨接合術を行い、複雑な骨折(粉砕骨折、開放骨折)に対しては、創外固定を用いて、二期的に手術を行うなど、より安全な医療の提供を行っています。
他にも、腱の断裂創傷等にも対応しています。手術後のケア、リハビリの充実により、合併症を起こすことなく退院できるよう尽力しております。長期的なリハビリが必要な方に対しては、整形外科専門の相談員と共にリハビリ病院への転医をサポートさせて頂いております。

■脳神経外科

DPCコード名称患者数自院平均在院日数全国平均在院日数転院率(%)平均年齢
010230xx99x00xてんかん566.737.1916.0759.5
160100xx99x00x頭蓋・頭蓋内損傷288.688.38061.43
160870xx01x00x頸椎頸髄損傷2124.7629.2376.1968.52
160100xx97x00x頭蓋・頭蓋内損傷1910.119.88074.89
010040x099000x非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満)161519.0943.7571.88

〈令和5年度記事〉
令和5年度の脳神経外科入院患者総数は750名で、昨年度と比べて57名の増加でした。入院患者の疾患の内訳ですが、脳血管障害の割合は50%と昨年よりやや増加し、脳血管障害に占める急性期脳卒中の割合は87.5%と昨年同様高く、急性期脳卒中を担う病院として機能していることが分かります。発症7日以内の急性期脳卒中患者の内、脳梗塞・TIAの割合が71.7%と約2/3を占め、昨年よりも更に増加しました。一方、出血性疾患の割合は26.2%(脳内出血20.7%、くも膜下出血5.5%)で、虚血性疾患は出血性疾患の約2倍となっています。脳血管障害以外の他の入院疾患としては、頭部外傷(15.0%)、脊椎・脊髄疾患(11.2%)、てんかん(6.2%)が主要な疾患で、合わせて全体の32.4%、約1/3を占めています。

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率(%)平均年齢
K1422脊椎固定術2.後方又は後側方固定501.6626.446473.32
K164-2穿頭による慢性硬膜下血腫洗浄・除340.8811.218.8280.97
K1643頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内)170.5331.5976.4773.06
K1771脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所)162.3838.1962.572.44
K1423脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定)153.5324.27076.4

〈令和5年度記事〉
令和5年度の総手術件数は323例で、過去5年間では最も多い件数でした。手術の内訳は、脳血管障害が96例(30.0%)、脊椎・脊髄疾患が66例(20.5%)、頭部外傷が66例(20.5%)と続きます。
脳血管障害の手術は増加し、脊椎・脊髄疾患の手術も好調で、頭部外傷と合わせると全体の手術の7割を占めています。動脈瘤クリッピング術は26例(未破裂4例、破裂22例)でした。昨年と比べると大幅な増加であり、コロナ禍の中、救急体制が機能した結果だと考えられます。
血行再建術は、頚動脈内膜剥離術10例、STA-MCA吻合術13例といずれも大幅に増加し、血管内治療や薬物治療が進む中で、直達手術の必要性は認識される結果と思われます。

■心臓血管外科

DPCコード名称患者数自院平均在院日数全国平均在院日数転院率(%)平均年齢
050161xx97x1xx大動脈解離1121.7328.099.0970.27
050161xx9900xx大動脈解離47.2516.492567.75
050080xx0101xx弁膜症(連合弁膜症を含む。)32021.5233.3366.33
050163xx9900xx非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤313.338.1166.6785
050161xx01x0xx大動脈解離210.513.08049

〈令和5年度記事〉
当科の疾患内訳は多種に及びますが、最多数となるのは大動脈疾患です。また、大動脈疾患の中でも解離性大動脈瘤はそのほとんどが、緊急手術対応となります。また、術式の選択には大動脈ステントグラフト内挿入も可能です。上記以外にも、大動脈狭窄症や僧帽弁閉鎖不全症に対する弁置換術や弁形成術、虚血性心疾患や先天性心疾患、末梢動脈閉塞、不整脈など多種多彩な疾患に対応しています。

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率(%)平均年齢
K5601ニ大動脈瘤切除術(上行)(その他)5024.62066
K5612イステントグラフト内挿術(胸部大動脈)40.530.752564
K9231術中術後自己血回収術(自己血回収器具による)(濃縮及び洗浄)3128.67069.33
K552-22冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上)20.5395073
K5551弁置換術(1弁)22.512062.5

〈令和5年度記事〉
当科の特徴は緊急性の高い大動脈疾患が多いというところです。大動脈ステントグラフト内挿入も可能で術式選択の幅もあり、より患者さんにあった治療法の提案が可能となります。上記以外にも、大動脈狭窄症や僧帽弁閉鎖不全症に対する弁置換術や弁形成術、虚血性心疾患や先天性心疾患、末梢動脈閉塞、不整脈など多種多彩な疾患に対応しています。

■眼科

DPCコード名称患者数自院平均在院日数全国平均在院日数転院率(%)平均年齢
020110xx97xxx0白内障、水晶体の疾患552.222.54077.42
020110xx97xxx1白内障、水晶体の疾患372.624.46079.14
020230xx97x0xx眼瞼下垂222.82083
060102xx97xxxx穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患1410.75072

〈令和5年度記事〉
当科では主に白内障の手術を行っています。入院内容は一泊二日の短期的な入院期間を設定しており、一泊二日で両眼の白内障の手術にも対応しております。
二泊三日での手術も対応しております。

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率(%)平均年齢
K2821ロ水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他)920.051.35078.03
K2191眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法)201083
K252角膜・強膜異物除去術101080
K2822水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない)101079

〈令和5年度記事〉
当科では主に白内障の手術を行っています。入院内容は一泊二日の短期的な入院期間を設定しており、両眼の手術も対応しております。二泊三日での手術も対応しております。

■泌尿器科

DPCコード名称患者数自院平均在院日数全国平均在院日数転院率(%)平均年齢
110080xx991xxx前立腺の悪性腫瘍762.042.44073.54
110200xx02xxxx前立腺肥大症等495.557.75073.18
11012xxx02xx0x上部尿路疾患445.055.22059
110310xx99xxxx腎臓又は尿路の感染症4210.9513.5211.981.71
110070xx03x0xx膀胱腫瘍345.066.85075.82

〈令和5年度記事〉
当科では、上記疾患以外にも泌尿器科領域全般の疾患に対して治療を行っています。
特に前立腺癌に対する治療は充実しており精密検査から入院、手術まで全て自院で施行可能で手術に関してはロボット支援手術(ダヴィンチ)や放射線治療なども積極的に行っています。手術成績の向上や合併症の回避に努めるように日々努力しています。

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率(%)平均年齢
K7811経尿道的尿路結石除去術(レーザー)461.073.392.1759.67
K8036イ膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用)401.433.33076.33
K841-21経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(ホルミウムレーザー等使用)3813.45074.58
K783-2経尿道的尿管ステント留置術360.394.945.5674.19
K007-2経皮的放射線治療用金属マーカー留置術250.041074.96

〈令和5年度記事〉
前立腺肥大症に対しての手術は、従来の経尿道的前立腺切除術ではなくBOSTON社のGreen Light XPSを導入し経尿道的レーザー前立腺蒸散術を行うことで出血が起こりにくく合併症の少ない安全な手術方法です。患者様への負担が少なく、短期間の入院治療となります。
平成25年7月から導入したロボット支援前立腺全摘術は、今までで248例行っており大きな合併症は無く、令和5年は20件施行しました。症例によっては、勃起神経温存や拡大リンパ節郭清も施行しています。特に前立腺癌に対する治療は充実しており、精密検査から入院、手術まで全て自院で施行可能で手術の他に放射線治療なども積極的に行っています。

■循環器内科

DPCコード名称患者数自院平均在院日数全国平均在院日数転院率(%)平均年齢
050050xx0200xx狭心症、慢性虚血性心疾患4832.454.260.2173.42
050210xx97000x徐脈性不整脈407.739.77582.18
050030xx97000x急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞385.8711.542.6370.47
050130xx97000x心不全377.4921.902.773.46
050170xx03000x閉塞性動脈疾患322.785.21077.44

〈令和5年度記事〉
当科の疾患内訳は多種に及び、上記以外では、肺血栓塞栓症など様々です。最多数となるのは地域社会の高齢化が影響している、虚血性心疾患です。当科でも24時間365日、対応出来る病院として近隣の救急隊や救急医療機関からの緊急紹介を受けています。

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率(%)平均年齢
K5493経皮的冠動脈ステント留置術(その他)2670.621.860.3771.67
K5481経皮的冠動脈形成術(高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテル)1960.662.121.5374.89
K5463経皮的冠動脈形成術(その他)980.491.23075.48
K616四肢の血管拡張術.血栓除去術380.341.66077.95
K5973ペースメーカー移植術(リードレスペースメーカー)261.54.657.6982.62

〈令和5年度記事〉
循環器内科では虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など)に対する経皮的冠動脈ステント留置術や経皮的冠動脈形成術が多くなっています。カテーテル治療とは腕や足の血管から狭窄した部位まで管を通して病変を治療する方法です。タイミングとしては①緊急で行う場合や検査と同時に行う場合、②検査から日数を空けて行う場合など、患者様の状況に合わせて様々なタイミングで行っています。また当院では、24時間365日患者様の受け入れを行っており、常時検査やインターベンション治療が施行できる万全の体制を敷いています。

■呼吸器外科

DPCコード名称患者数自院平均在院日数全国平均 在院日数転院率(%)平均年齢
040040xx97x00x肺の悪性腫瘍256.329.89477.28
040200xx01x00x気胸145.579.547.1446.5
040040xx9900xx肺の悪性腫瘍717.1413.59077.86
040030xx01xxxx呼吸器系の良性腫瘍64.178.53061.67
040040xx97x7xx肺の悪性腫瘍43.7525.5075

〈令和5年度記事〉
令和元年10月から専門診療科として新設し、治療をスタート致しました。
なお、上記患者数は令和5年度の実績となっています。
当科では、呼吸にかかわる臓器(主として肺・気管・気管支)および胸壁腫瘍などの疾患、外傷に対して、外科治療を主に治療します。 肺癌、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍などの腫瘍性疾患、気胸などの気腫性肺疾患、炎症性疾患である膿胸や肺化膿症、さらに交通外傷などの胸部外傷による肋骨骨折、肺挫傷、外傷性(血)気胸などが治療の対象となります。全身精査し外科的処置や手術ができるのかを判断します。併存疾患(間質性肺炎、肺気腫などの肺疾患や、糖尿病、高血圧、腎不全など)があっても手術可能かを判断し治療を検討しています。

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率(%)平均年齢
K5131胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状171.822.885.8848.88
K514-23胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える)141.294.29075.07
K514-21胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除)91.893.22080.67
K5132胸腔鏡下肺切除術(部分切除)41.253.75057
K488-3胸腔鏡下試験開胸術211.5078

〈令和5年度記事〉
手術治療に関しては、完全鏡視下手術にも対応可能です。
なお、上記患者数は令和5年度の実績となっています。
病変の拡がりによっては、以前のように通常開胸創が必要な手術もあります。また、手術での治療が難しく、進行した肺癌に対しても、生検検査で確定診断し、その生検組織の遺伝子検索を行い最新の治療を行っています。

■乳腺外科

DPCコード名称患者数自院平均在院日数全国平均 在院日数転院率(%)平均年齢
090010xx010xxx乳房の悪性腫瘍5011.349.88066.12
090020xx97xxxx乳房の良性腫瘍146.364.00066.43
090010xx99x90x乳房の悪性腫瘍104.94.30079.5
090010xx99x40x乳房の悪性腫瘍86.133.51068.13
130070xx99x0xx白血球疾患(その他)76.719.47074.29

〈令和5年度記事〉
令和2年4月1日より乳腺外科が新設され診療をスタートしました。
乳がんの多くは浸潤がんであるため、適切な初期治療を行わないと、数年を経過してから全身のあらゆる臓器に転移・再発する可能性を持っています(全身病コンセプト)。これらの転移・再発乳がんの患者さんに最適な治療を提供するためには、「全天候型(基礎~臨床に至るまでの深い知識と技術を持ち続ける)」の乳腺外科医であること、また、それらの経験・知識を持って、「乳がんの再発・転移で死亡される女性を1人でも救うこと」にあります。幸いにも、当病院は大病院にも引けを取らない設備・人員・システムが整備されています。乳がんは、早期発見・早期治療を行えば、90%以上の患者様は助かります。
上記患者数は令和5年度の実績となっています。【2023年4月1日~2024年3月31日】
当科では、乳がんをはじめとする全ての乳腺疾患(中間病変、良性疾患)の診療を行っています。診断から手術、さらには化学療法や最新の免疫療法を提供するだけでなく、他臓器再発などの症例では、各診療科専門医、放射線治療医とともに一番安全で長期生存が可能となる治療を行っています。

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率(%)平均年齢
K4764乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う))4519.13065.18
K4742乳腺腫瘍摘出術(長径5cm以上)110.824.09063.64
K476-2陥没乳頭形成術215061
K4763乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない))218.5090
K4768乳腺悪性腫瘍手術(乳輪温存乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない))218040.5

〈令和5年度記事〉
当科では、長期間の「乳がんの根治性・乳房の整容性」を維持できる「乳がん手術」を提供しています。その手術の基本形は、「内視鏡補助下乳房温存手術(VA-BCS)」です。
手術症例としては、乳がんに対して行う乳腺悪性腫瘍手術「内視鏡補助下乳房温存術+センチネルリンパ節生検」が最多となっております。当院の乳がん手術は、大きく分けて、乳房温存手術と乳房切除術を施行しております。当科では60%以上の症例で、内視鏡補助下乳房温存手術を施行しております。また、良性葉状腫瘍などの、手術が必要な良性疾患の手術「乳腺腫瘍摘出術(長径5cm以上)」も増えております。

■リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

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肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数(分母)分母のうち、排血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数(分子)リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
72661985.26%

〈令和5年度記事〉
手術後の安静臥床が肺血栓塞栓症を起こすリスクになると考えられており、リスクレベルに応じた予防行為の実施は、肺血栓塞栓症の発症率を下げることにつながると考えられてます。当院で肺血栓塞栓症リスクレベル「中」以上の手術を施行した患者様の予防対策実施率は85%となっており、今後は実施率の向上に努めていきたいと思います。

■リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

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血液培養オーダー日数(分母)血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数(分子)血液培養2セット実施率
2,4392,39097,99%

〈令和5年度記事〉
菌血症・敗血症といった重篤な感染症を診断する上で、1セットのみの血液培養検査では判断が難しく、偽陽性であるにも関わらず過剰治療となってしまうことも考えられます。これらの事から血液培養検査を、入院中に2セット以上行うことで、より正確な診断を行うことが推奨されています。

■広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

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広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数(分母)分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数(分子)広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
50042585%

初回の抗菌薬使用日までに細菌培養道程検査を実施した件数で計算しています。(入院日含む)

〈令和5年度記事〉
近年の新興感染症発生を皮切りに、当院では感染対策チームの動きを強化しています。昨今、新たな抗菌薬耐性菌が出現していることを受け難治症例が増加している傾向にあります。その要因として、不適切な抗菌薬の使用が、耐性菌の発生や蔓延の一因と考えています。そのため、抗菌薬の適正使用には投与前の適切な検体採取と培養検査が必要であると考えています。

2024.09.20 令和5年度病院情報を公開しました。

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